「言葉」にしなければ自分の考えは何も伝わらない

人に何かを伝える時、「こんなことを言ったら不愉快に思われるのでは」

「だめな人間だと判断されてしまったら」など。。

あれこれ悩んで、気持ちをうまく伝えられなかったというお話をよく聞きます。

しかし、自分の気持ちや考えは、言葉にしなければ伝えることはできません。

「黙っていても以心伝心で伝わるものだ」と思う人もいるかもしれませんが、

そこに「分かってもらえて当然」という思い込みがありませんか?

一言が足りないために、関係をこじらせてしまうことは少なくありません。

考えを言えなかったり、気持ちを伝えなかったりと、自分を抑えながらコミュニケーションをしていると

次第に不満がモヤモヤとたまってしまいます。

我慢していることに気づかない相手に対して、「なんで察してくれないのだろう」と、不快感に繋がることにもなるでしょう。

満たされない気持ちが積み重なれば、何かの弾みで今までの不満をぶつけてしまい、

自分も相手も嫌な気持ちになり、関係を悪くすることも考えられます。

「自分の気持ちを率直に表現する」という意味での自己主張はすべきであり、それは決してわがままではありません。

駆け引きや回り道せず自分の気持ちを率直に伝えることが大切🍀
「付き合う前の微妙な時期にふたりの関係性について切り出すのは緊張しますが、

『思い切って質問してもいい?』とダイレクトに聞くのが一番。

怖いからと予防線を張ったり、駆け引きをすると疲れてしまうし、

それがふたりのやり方として定着すると先々苦しい状況になってしまいます。

最初の段階で、飾らず、濁さず、ごまかさずに率直に聞き合える関係を築いておくと、その先のコミュニケーションにも役立ちます。

率直に聞くと、『自分がすがっているようで嫌』と考える人もいると思いますが、

覚えておいて欲しいのは、〝自分と相手の間に優劣はなく、人間としての価値は一緒〟ということ。

探ったり疑ったりすると、どうしても相手より下になってしまうから要注意です。

お互いを尊重し合いながら、横並びでフラットに聞く。

相手を誘うときも『食事に行きませんか?』とか『連絡先を教えて』と、上からでも下からでもなく、堂々と単刀直入に。

そしてもし、よくない返事だったとしても、感情的にならず、自分の正直な気持ちを伝えましょう。

それが結果、自己肯定感にもつながっていくと思います。