「似た者同士」vs「正反対」──どっちの方がうまくいくの?

婚活をしていると、こんな疑問が出てきませんか?

「私と性格が似てる人の方が合うのかな?」
「でも、正反対の人に惹かれることもあるし…」

恋愛は「フィーリングが合う人」がいいとは言いますが、
果たして本当に、似ている人と付き合う方がうまくいくのでしょうか?
それとも、「違うから惹かれる」という方が長続きするのでしょうか?

今回は、心理学の研究から「相性の科学」に迫ってみましょう🧠✨


🧪 エビデンス1:「似ているカップル」の方が長続きしやすい?

ミシガン大学が1,500組以上のカップルを調査した研究によると…

価値観や信念が近いカップルの方が、長期的な満足度が高い傾向にあった

また、性格(ビッグファイブ)の類似度が高いカップルは、

  • ケンカが少ない
  • 相手の行動を「想定内」と捉えやすい
  • 長期的な信頼関係が築きやすい

といった特徴も。

つまり、「似ている=心地よい、安心できる関係」になりやすい、ということです。


🧪 エビデンス2:「正反対」でも惹かれ合うのはなぜ?

とはいえ、「正反対の人に惹かれた経験がある」という方も多いはず。

ここに関係してくるのが、“補完性”という心理メカニズムです。

例えば:

  • 自分が内向的 → 外向的な人に引っ張られて楽しい
  • 優柔不断 → 決断力のある人に惹かれる
  • 甘えたい → 世話焼きタイプに安心する

このように、自分にないものを持つ人に惹かれる傾向も確かにあります。

ただし、これは“短期的な魅力”として働きやすいとも言われており、
長期的な関係では「ズレ」がストレスになるリスクもあるとか。

📚参考:ペンシルバニア大学の恋愛関係研究、Journal of Social and Personal Relationships掲載


🔄 実際にうまくいくカップルに共通するのは「価値観の一致」

最終的に、心理学的にもっとも相性が良いとされているのは、

性格や趣味は違っても、価値観(=物事の優先順位)が近い人

たとえば:

  • お金の使い方の感覚
  • 家族や友人との付き合い方
  • 仕事への熱量やバランスのとり方
  • 結婚後のライフスタイルの理想像

などが合っているカップルは、結婚後のトラブルが少なく、満足度も高いとされています。


💡婚活に活かすなら…

では、この情報をどう活かすか?

プロフィールでは「自分の価値観」を明確にする
(例:「週末はゆっくり家で過ごしたい」「仕事はやりがい重視」など)

マッチング後の会話で「価値観の近さ」を見つけることを意識
(外見や趣味だけでなく、“考え方”や“選択の基準”に注目!)


☘️まとめ:「似ている or 正反対」よりも、“価値観のすり合わせ”がカギ!

  • 一緒にいて自然な人=性格や価値観が近い人
  • 一緒にいてドキドキする人=補完し合える人

どちらも魅力はありますが、本当に“人生を共にできる人”を探すなら
「価値観が近いかどうか」を見逃さないようにするのがポイントです。