運命の赤い糸は、意外なところから繋がるもの~あるお見合いエピソード~
婚活中の皆さまは、お見合いに対してどのようなイメージをお持ちでしょうか?
もしかしたら、少し緊張する場、かしこまった席だと感じている方もいらっしゃるかもしれませんね。
でも、ご安心ください。お見合いは、人生をともにするパートナーと出会うための、かけがえのない第一歩です。
そして、時には映画のワンシーンのような素敵な出会いが生まれることもあります。
今日は、先日ご成婚されたばかりの会員様、の心温まるお見合いエピソードをご紹介したいと思います。
Sさんは、とても穏やかで真面目な男性。一方、Mさんは明るく笑顔が素敵な女性です。
お二人のお見合いは、とあるホテルのラウンジで行われました。
初めて会うお相手に、お二人とも少し緊張されていたそうです。
会話の糸口は、美咲さんの持っていた一冊の本でした。
Mさんが席に着く際、うっかりテーブルに落としてしまったのが、
Sさんが以前から読んでみたいと思っていた小説だったのです。
「あ、その本、面白いですよね!」
慎吾さんのその一言から、お二人の会話は一気に弾みました。
お互いの読書の趣味が共通していることがわかり、お気に入りの作家やジャンル、
最近読んだ本の感想などで大盛り上がり。
まるで旧知の友人と話しているかのように、時間はあっという間に過ぎていきました。
お見合いの終盤、Sさんがふと、
「もしよろしければ、今度この本の感想をじっくりお話ししませんか?」
と美咲さんに提案しました。
美咲さんも「ぜひ!」と笑顔で快諾。
その日のうちに、お二人から「交際希望」のご連絡をいただきました。
初デートは、お二人で選んだ本屋さん巡り。
カフェで買ったばかりの本を読みながら、お互いの価値観や将来の夢について語り合ったそうです。
そして、二度目のデートでは、美咲さんが落とした本について、慎吾さんがこんなことを言いました。
「あの時、Mさんが本を落としてくれなかったら、
もしかしたらこんなに早く美咲さんの魅力に気づくことはできなかったかもしれません。
あの本が、僕たちの運命の赤い糸だったんだと思います。」
Mさんは、その言葉に思わず涙ぐんでしまったそうです。
些細なハプニングから始まったお二人の恋は、とんとん拍子に進み、
出会ってわずか3ヶ月でご成婚退会されました。
SさんとMさんのエピソードは、
まさに「運命の赤い糸は、意外なところから繋がるもの」ということを教えてくれます。
完璧なプロフィールや条件も大切ですが、それ以上に、お相手と心を通わせる瞬間にこそ、
真の出会いが隠されているのかもしれません。
